2012.09.08-09.09 at Enoshima
9月8日~9日、今年度最後のフリートレースが行われました。関東水域以外から東北大学、関西学院大学の参加がありましたが、葉山では6大学戦がおこなわれており、いつものフリートレースより参加艇数が少ない45艇のエントリーになりました。夏空の残る2日間は、終始軽風~順風のコンディションでおこなわれました。
初日、吹き出しが遅く、1時間程度風待ちのあと2m/s~3m/sの軽風でスタートしました。1マーク回航は水色のスピンが4艇連続で上がりました。4艇の関西学院大学がまとまった走りで後続を引き離し、1位 松下/俣江(関西学院大学)、2位 神木/伊川(関西学院大学)、3位 西尾/溝上(関西学院大学)、4位 松浦/疋田(関西学院大学)となりました。
この日のレースは関西ビブス独占関西学院のメンバー学院大学怒涛の走り2レース目のフィニッシュ順位が1位、2位(BFD)3位、4位(BFD)、3レース目1位、2位、3位、4位、4レース目が1位、2位、3位、5位とBFDで失格する艇がありましたがすべてのレースで上位独占となりました。スタート予告信号の前まで4艇で海面を走り、スタートラインを並んで流し、掛け声をかけ、チーム全体に一体感があります。
1日目、エス・ピー・ネットワーク飯束選手はクルー八山選手が仕事の都合でレースに参加できませんでした。ラバーボートでレース海面に入りアドバイスをして頂きました。
2日目、朝のブリーフィングでは、前日に気づいた点を参加選手に分かりやすく説明してくれました。
昨日同様、南の軽風で5レース目が始まりました。1マークは本日参加の飯束/八山(エス・ピー・ネットワーク)がトップ回航でしたが、松下/俣江がランニングのレグで差を縮め下マークで内に入りそのまま逃げ切りの1位、2位が飯束/八山、3位 西尾/溝上、4位 松浦/疋田、5位 神木/伊川と前日同様、関西学院大学が上位独占となり、軽風では抜群の速さです。
6レース目以降、風は軽いながら平均4m/s以上になりO旗が掲揚されるコンディション、最終の10レース目には7~8m/s程度まで徐々に風速があがりました。軽風で苦戦していた飯束/八山でしたがトラピーズに出るコンディションになると楽にトップで走れるようになり、残りのレースはすべて2位以下を大きく引き離す1位でフィニッシュ。またレース中には、何度も止まり後続を待ちながらレースをおこなっていました。
風速が上がってくると中村/清原(日本大学ヨット部)平松/橋場(日本大学ヨット部)が関西学院大学4艇の間に入ります。しかし前日の軽風域での差を縮める事は出来ず第4回フリートレースは1位 西尾/溝上、2位に神木/伊川、3位は松下/俣江と関西学院大学が上位独占となりました。軽風が予想される琵琶湖でおこなわれる全日本インカレでの活躍が期待されます。また、チャーター艇ながら大竹/菊地(東北大学学友会ヨット部)が10位と健闘いたしました。
1位西尾・溝上(関西学院)2位神木・伊川(関西学院)3位松下・俣江(関西学院)10位大竹・菊地(東北大学)
関東470協会 伊藤 譲一