2012.05.26-27 at Enoshima
5月26日~27日、初夏を思わせるような青空が広がる中、2012年第1回関東470協会フリートレースが開催されました。今年でフリートレースも4年目となり、色あせた順位識別ビブスを新調するにあたり協会HPで公募した結果、村田選手(KOS.com)のデザインが採用されました。
初日、東寄りの風3~4m/s程度の風でスタート。飯野/成川(慶應義塾大学)がトップフィニッシュ、田中/永廣(KOS.com)が2位、西内/玉田(慶應義塾大学)が3位となりました。セーリングシーズンが始まったばかりで社会人も今年初乗りの選手がいたり、また学生選手の乗り込みが足りない印象でした。
第2レース、風向は変わらず若干風が弱くなりました。昨年の震災以降、相模湾の潮流が変わったようです。レース当日は小潮なのに葉山から江の島方向に、結構強い潮が流れておりスタートラインの待ち方、コース選択など潮流も考慮してレース展開を考える必要があります。大橋/中澤(日立製作所)がトップフィニッシュ、2位・宮本/奥田(東京海洋大学)、3位・飯野/成川となりました。
第3レース、飯野/成川が2回目のトップフィニッシュ、2位・高木/金谷(中央大学)、3位・太田/木村の社会人/学生ペアが入りました。
第4レース、風向が南西まで回り若干風速も上がり始めました。大橋/中澤がスタートで出遅れるがコース選択で再度トップフィニッシュ、2位・飯野/成川、3位・高木/金谷と上位の選手は安定した順位です。
第5レース、南西の風が安定してアベレージ5m/s程度まで上がりスピード差がつき難しいコンディションになりました。マーク近辺は混戦になり、艇が折り重なるように回航していきます。トップフィニッシュは長堀/小野(慶應義塾大学)女性スキッパーの長堀は今年入学したばかりの1年生ながら、春インカレではすでにレギュラーとして活躍しています。
2日目、南風が安定するまでスタートを延期しましたが4レースおこなうことができました。風は2m/s程度からレースが始まり、レース数を重ねるたびに風速が上がり最後は6m/s程度のしっかりした順風になりました。
この日4レースすべてトップフィニッシュしたのは川添/板倉(KOS.com)若手社会人でとてもレースを楽しんでいる印象をうけます。
前日の第1レースはスタート時刻に間に合わずゲートが閉じる直前にスタートし20位、第2レースは5位と精彩を欠いており、また3レース目以降は所用でレース参加できずDNCでしたが、2日目は見違えるような走りをしており他の選手を寄せ付けませんでした。
2日間で9レースおこない、終始安定していた飯野/成川が1位、2位は2日目にクルーを変更して女子ペアになった長堀/小野-玉田、3位・高木/金谷とすべて学生選手となりました。今年度のフリートレースはあと3回あります。また6月16、17日は関東470選手権予選がありますので皆様の参加をお持ちしております。
優勝 飯野/成川(慶應義塾體育會ヨット部)
初日3位、準優勝 長堀/小野-玉田(慶應義塾體育會ヨット部)
3位・高木/金谷(中央大学ヨット部)
関東470協会 伊藤譲一