2013.06.08-09 at Nishinomiya
梅雨入りしたものの、雨が少ない天候ではあるが、気圧配置が安定していないなかでの大会となった。
第1シリーズについては、愛媛県から今村・大嶋組のエントリーがあり、社会人では、Team HYOGOの大津監督が、ウィンドサーフィン級の強化指定選手の小森選手とのコンビでの出場、10数年ぶりの出場となった山本正、三部組(NTT西日本)の参戦もあった。関西の学生チームでは、関学大の西尾選手と関西大学のエントリーが無かったものの、大阪大、大阪府立大、大阪市立大、関学大、近畿大、甲南大、神戸大、神戸大医学部の8大学がエントリーし、総数32艇の参加で大会が開催された。
第1レースは、風向の変化によるスタートラインの再設定があり、220度3.0m/sの風のなか、予定より少し遅れて10時45分にオールクリアでスタートした。
年度初めの時期には、ゼネラルリコールが多発するものの、1回でスタートを行うことができた。
ディンギーに乗るのは3年半振りという小森選手の乗った大津艇は、スタートで失敗は、全艇のスターンから右方向に、今村艇は中間でタッキングを行った。
最初のマークに近づいてきたのは、左海面にとった神木・野本組(甲南大)、神木・疋田組(関学大)の姉弟の艇が1、2で回航、3位に山本一徹・俣江組(関学大)が回航した。
今村艇は、4位回航、スタートで大きく遅れた大津艇は7位まで挽回し、その後のレグでは実力に勝る今村艇が順位を上げた。神木蘭艇は、そのままトップフィニッシュ、2位に今村艇、3位に神木聖艇と続いた。
第2レースは、1回のゼネラルリコールの後、11時47分に220度3.0m/sの風にオールクリアでスタートした。
今村艇、大津艇とも良いスタートでマーク1は、大津艇がトップ回航、それに10秒遅れて今村艇が回航、上位の艇が後続との差を広げ、1位大津艇、2位今村艇、3位山本一艇の順でフィニッシュした。
この時点で今村艇が4点(2、2)、大津艇6点(5、1)、神木欄艇が6点(1、6)、山本一艇が7点(4、3)となった。
続く第3レースは、3回のゼネラルリコールの後、黒色旗が掲揚されたものの、再度のゼネラルリコール、大津艇、山本正艇を始め7艇がBFDとなった。
このレースで今村艇が本日初めてのトップフィニッシュ、その後、引き続き行われた2レースも連続トップフィニッシュで3レース連続のトップフィニッシュとなった。
第3レースでBFDとなった大津艇は、第4、第5レースとも2位で初日を終了し、5レースを終了した時点で総合2位に浮上した。
第1日目、5レースを終了した時点で、1位 今村・大嶋艇5点(2-2-1-1-1)、2位 大津・小森組10点(5-1-BFD-2-2)、3位 山本一徹・俣江組16点(4-3-3-8-6)、4位 神木蘭・野本組17点(1-5-6-5-7)、5位 松浦・中川組(関学大)17点(7-7-2-3-5)、6位神木聖・疋田組17点(3-8-4-7-3)と3位から6位が1点差で4艇がひしめく状態となった。
大会2日目は、風がなく陸上待機の後、南からの風が入りだし、更に西よりに風がシフトするなか、12時28分にスタート、左に伸ばした艇が1マークを上位で回航、上位チームが苦戦する展開となった。
そのなか、ベテラン山本正・三部組(NTT西日本)がトップで回航、その後もリードを守りトップフィニッシュ、ベテランの意地をみせた。
このレース2位には坪久保・小野組(大阪府大)が入り、3位には、今村艇が入った。
学生のトップ争いでは、松浦艇が8位となったものの、他の3艇は10番以降となり、松浦艇が1歩前進した。
風速が増す中、13時27分に第7レースがスタート、1位 大津艇、2位には、第6レースで18位たたいた神木聖艇が入り、今村艇は3位で最終レースを待たずに優勝を決めた。
最終の第8レースは、6m/sの風のなか、1位大津艇、2位山本正艇、3位山本一艇の順でフィニッシュした。
女子の最上位は総合3位の松浦・中川組となった。
1位 今村・大嶋艇
2位 大津・小森艇
3位 松浦・中川艇
最終成績
1位 今村・大嶋組(愛媛県セーリング連盟) 13点
2位 大津・小森組(NTT西日本/関学大) 21点
3位 松浦・中川組(関西学院大学) 32点
4位 神木聖・疋田組(関西学院大学) 35点
5位 山本一徹・俣江組(関西学院大学) 38点
6位 山本正・三部組(NTT西日本学) 43点