2連覇を果たした原田/吉田。1位のチームは黄色のビブを着用してレースに出る。2位は青、3位は赤のビブを着用する
第38回全日本470級ヨット選手権大会 兼 第23回全日本女子470級ヨット選手権大会が、11月19~23日、福岡市立小戸ヨットハーバーで開催され、原田龍之介/吉田雄悟(アビームコンサルティング)が2年連続2回目の優勝杯を手にした。併催された女子選手権では、チームとしては全日本初出場となる近藤愛/田畑和歌子(アビームコンサルティング)が優勝。
今大会は、大会実行委員長の三船和馬氏が中心となり、様々な新しい試みが実施された。
1.全日本選手権初となるメダルレースの採用
2.インターネットによる着順速報の配信
3.1~3位チームのカラービブ着用
4.計測の簡略化によるレース日程の拡大
5.予選シリーズを1グループで実施
これ以外にも、レース運営の細部で新しいノウハウが導入された大会は円滑に進行し、選手にもメディアにも概ね好評だった。
「私たちが今回やったことの多くは、国際レースでは既にスタンダードとなっているものです。今後、このスタイルが全日本470のスタンダードになって欲しいと考えます。準備は大変ですが、1年掛けて取り組めば実現可能だと思います」(三船大会実行委員長)。
1位:原田龍之介/吉田雄悟(アビームコンサルティング)
2位:石川裕也/柳川祥一(関東自動車工業)
3位(女子優勝):近藤愛/田畑和歌子(アビームコンサルティング)
4位:長橋誠/田淵靖浩(アルファ・ウェーブ)