デンマークのコペンハーゲンで行われた2009年470級世界選手権(8月23~29日)で、日本の男子チーム・原田龍之介/吉田雄悟(アビーム・コンサルティング)が3位入賞を果たした。男子が世界選手権で表彰台に上がったのは1996年(中村健次/高木正人の3位)以来、実に13年ぶりの快挙。原田/吉田は今シーズンの欧州遠征で、4月のスプリングカップ(フランス)で4位、イエールウイーク(フランス)で5位、5月のガルダウイーク(イタリア)で5位、デルタロイドレガッタ(オランダ)で9位、6月のヨーロッパ選手権で優勝と目覚ましい実績をあげており、今回の銅メダルもフロックなどではなく正真正銘の実力で奪い取ったものだといえそうだ。
一方、女子でも同じアビーム・コンサルティング所属の近藤愛/田畑和歌子が、コンビ初の世界選手権であるにもかかわらず、メダルレース出場を決め8位に食い込む健闘をみせた。
3位に入った原田龍之介/吉田雄悟。苦手だった強風も7m/sまでなら世界のトップと互角に渡り合えるようになったことが好成績の要因
男子優勝のシーメ・ファンテーラ/イゴール・マレニック(クロアチア)。北京五輪では9位に入っている。
女子優勝のリサ・ウェステルホフ/ロブケ・ベルクハウト(オランダ)。スキッパーのウェステルホフはオランダ航空でボーイング737sに乗る女性パイロット。