2012年国際470級ジュニアワールドレポート(牟田)

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鹿屋体育大 牟田絢美 【2012年国際470級ジュニアワールド レポート】

1)大会出発前の状況・心境・目標
 急遽今大会へ出場が決まり、焦りや不安が大きかったですが、世界のトップ選手とレースを行える貴重な体験ができる喜びもありました。
 鹿屋での年末合宿で日本経済の人達と、初めてペアを組む明海大学の人と4艇での練習を行いましたが、自分たちの艇は他の3艇と比べあきらかにレベルが下がっており、焦りや不安がさらに大きくなりました。しかし、残された日数で大きくレベルアップをすることはできないので、今自分たちができることを精一杯やり、練習・レースを通して少しでも多く成長していくことと一つでも多くのことを学び、今後の活動に活かして行くことを目標としました。

2)現地到着後の状況
 プレ470ジュニアワールドには1日だけ参加しました。本番とほぼ同じレースエリアでレースを行い、風の特徴や傾向を感じることができました。しかし、レースを行ってみて鹿屋合宿の時には気づけなかった問題点と課題を見つけました。
 プレ470ジュニアワールドはニュージーランドでの最初の海上練習であり、少しだけは練習期間があるので、見つけた問題点と課題を解決できるように練習に取り組んでいきたいと思いました。
 最後の海上練習の日に体調を崩してしまい練習することができませんでした。その時に、きついから休むこと、大会に向けて体調を合わせるために休むこととでは大きく意味が違うことを教えられ、大会にコンディションを合わせて持っていくということを今まで行なってこなかったので勉強になりました。

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3)レース
1日目
第一レース       第二レース
上マーク190°     上マーク 180°
風速 6~8m/s      風速 6~8m/s

 2レースともスタートで前に出ることができなく、スタートで抑えられタックして逃げざる負えない状況になりました。スタートで前に出ることができなかった原因としては自分たちのレベルを把握しきれていなく、自分たちのレベルに合った戦い方をすることができなかったことだと思います。
 自分たちのレベルは周りの船と比べ劣っているのに、わざわざ混雑した所から無鉄砲にスタートして失敗し、スピードも角度も取れなくずるずると落ちて行きタックを返さないといけない状況になりっていました。また、逃げタックをするので有利海面と反対海面に追いやられていました。
 シフトが30°くらい入って来る海面で、強弱も強いのでブローに長く入れるように振れを活用していかないといけない海面だったと思いますが、風の変化に対する反応が遅く、振れに合わせて行くことができず、振れに合わせることができた艇との差が大きく付きました。

2日目
第3レース          第4レース
上マーク 215°        上マーク 215°
風速 4~8m/s         風速 6~10m/s

 初日の反省を活かしてまずは、スタート第一線から出ることを目標としました。
自分たちの今のレベルでは混戦からのスタートすることはできないので、空いた所からスタートすることを心掛け、スタートはバウを出すことができましたが、周りの艇に比べてスピードも角度もなく、すぐに競り負けてしまいました。競り負けて落ちて行く時の切り替え・判断ができていなくブランケを長く走りすぎていました。
 昨日と同じレース海面で風向もほぼ同じだったため、左海面が伸びるという固定観念にとらわれすぎて、目の前の風を見ることができていませんでした。
 ただでさえ乗り慣れていないペアなのにレース中の会話が少なく、お互いにどうしたいのか、どうすればいいのかが分かっていなく判断が遅れて行っているので、コンパス、ブロー・マーク・集団をよく見て、私がもっとスキッパーに周りの情報を伝えコミュニケーションを取っていかないといけないと思いました。

3日目
第5レース          第6レース
上マーク 20℃        上マーク 30°
風速 1~4m/s         風速 6~8m/s

 風が弱く軽量の私たちにとっては前を走るチャンスでしたが、トラッピースに乗るタイミングも周りの船と変わらず、スピードも角度も悪かったです。原因としてレース前のプラーを当てるだけの状態から、プラーの位置を変えておらずスピードだけで角度を取って走ることができていなかったことと、セールの詰めすぎだったと思います。プラーやセールのトリムは鹿屋での合宿の時に何回も注意されていたことなのに意識することを忘れていて、過去の失敗を繰り返していました。
 スピードや角度が悪い時に、その原因をレース中に考えることができず、そのまま走りつづけてしまいました。過去の失敗を繰り返しているようでは次に進むことができないので、自分の意識をもっと高めて行かないといけないと思いました。
 6レース目が始まる前に風が上がってきていたので、半ピン詰めて6レース目に挑みましたが想像以上に風が上がってきて完全にオーバーでのレースとなりました。風の変化を読むことができていなかったことも失敗でしたが、オーバーの中でも走ることができる技術と乗り方を覚えて行かないといけないと思いました。
 また、6レース目では上から下に行く時にスピンシートが下にもぐっていまいトラブルで順位を落としてしまいました。

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4日目
第7レース          第8レース
上マーク25°         上マーク 30°
風速 2~4m/s         風速 2~4m/s

 ルームを開けてスタートすることができましたが、高さがないためタックして逃げなければならない状況になりました。メイン・ジブの詰めすぎとトラッピースで出る風に対してリーダーバックしていなかったことが原因だったと思います。
 スタート後の展開でスタートを失敗したらフレッシュウインドを先に取らないといけないのに対して、私たちはミートする船に対して下受けばかりして、きついポジションばかりを走り、フレッシュウインドを掴むまでに時間がかかっていました。
 左右どっちの海面に行きたいかがはっきりとしておらず、ミートする船に対してその場で考えているので、スタート前にどっちの海面を使いたいかをはっきりさせて自分たちのコースプランを明確にする必要があると思いました。
 今はスタート後セカンド・サードラインでタックしているので、ファーストラインに乗れるようにタックポイントを周りを見て探していきたいです。

5日目
第9レース          第10レース
上マーク 225°        上マーク 225°
風速 4~7m/s         風速 4~7m/s

 スタート後のフレッシュウインドを速く掴むことはできましたが、考えもなしに集団に合わせてタックしてしまったこと、近くにいた船がタックしたからタックしてしまったことがあり、自分たちの意思がないタックばかりをしていました。
 意思がないタックばかりするのでなぜタックしたのか理由を上げることができなく、コースの反省をすることができないレースをしてしまいました。

6日目
風がなくなりAP-A


5)目標達成の有無
 今回の大会の目標としては、今自分たちのできることを精一杯やり、練習・レースを通して少しでも成長して行くことと一つでも多くのことを学び今後の活動に活かしていくことが目標でした。
 一つでも多くのことを学ぶという点では、レースを通して自分たちなりにですが成長することができたと思いますが、今後の課題ややっていかなければならないことが多く見つかりました。
 今できることをやるという点では、過去と同じ失敗としてしまったり、自分たちでトラブルを起こしてしまったり、それが現段階でのレベルなのかも知れませんがもっと意識していればなくせたはずだと思いました。

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6)今後のセーリング活動の目標
 今回の大会では練習からレースにかけて多くのことを学び経験することができました。練習・レースを通して自分なりに少しは成長することができたと思います。しかし、まだまだやらなければならない課題が数多く残りました。
 特に今回の海面は強弱が強くシフトの幅も大きな海面だったのでシフトを読んだタクティクスとペアでのコミュニケーション能力(情報の取り合い)がないことを痛感する大会となり、クルーとしての能力を伸ばすことがチーム力に大きく関わって来ると感じました。
 コンパス、ブロー・マーク・集団の3サークルを常に回していくことが大切であり、海面によって3つの占める割合が変わって来ることを学んだのでこの3サークルを上手く回していけるようにこれからの練習では意識して行きたいと思いました。
 今回できるようになったことを忘れずしっかりと自分のものにし、課題として残ったものを課題のまま残さず達成できるように練習に励んでいきたいです。

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