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2011.08.14 at Yanagasaki Lake Biwa

優勝した中岡(右)/木下 近北水域での第1回ポイントレースは7月10日に470級21艇の参加で開催されました。西日本医学部大会の翌週ということで医学部系がお休みとなり、翌週から柳ケ崎YHで開催されるインカレ予選個人戦・団体戦に向けて学連加盟校を中心に27艇のエントリーがありました。
 前回同様、風の強弱・振れがありましたが、この時期の上マークにアプローチする中岡/木下琵琶湖では想定内のコンディションでした。前回の第1回優勝者である中岡弘章選手(写真:右)は、龍谷大学OBで同期の木下瑛司選手(写真:左)と出場しました。微~軽風の難しいコンディションを無難に走り独走でポイントレースV2を達成しました。
 2位は野田暢・矢田友美組です。元OPのNTで立命館大学OBの野田選手は、今回は第1回ポイントレースの優勝クルーである矢田友美選手と出場しました。ぶっつけ本番でしたが終リーチングを独走する中岡/木下始上位に絡んでの入賞です。このペアは前週西宮で開催された関西スナイプでも4位に入賞しています。矢田選手は羽咋工業から金沢大学に進学後メキメキと頭角を現し、470全日本には大学1回生以降、連続出場中です。毎週レース毎に金沢から近北・関西に遠征するタフな選手です。速い選手は艇種・海面に関係なく、オールラウンドに速いと、観戦していて感心した次第です。
 3位は金沢大学の改田(カイデン)高志・渡2位 野田/矢田邉季香組です。金沢大学は翌週から始まるインカレ予選個人戦・団体戦に向けて470・スナイプがフルエントリーです。海と琵琶湖のセッティングの違いに慣れるという意味でも良い調整レースになったと思います。
 表彰式の後、多くの学生が上位に入賞したOBセーラーに技術的な質問をしている光景が目につくようになりました。従前は各校、自校の指導者やOB等に限られた3位 改田/渡邊(左から2番目)狭い範囲での技術取得に終始しているケースが多かった感がありますが、水域全体でこういった機会を数多く設定することでセーラー全体のレベルアップに繋がればと思っております。8月の第2回ポイントレースの翌週は近畿北陸水域のインカレ予選個人戦、翌々週はインカレ予選団体戦と学生にとってはいよいよシーズン佳境となってきます。
 次回のレポートは9月10~11日に開催される470・スナイプの全日本予選です。全日本予選とポイントレース3レースで成績通算する琵琶湖セーリングチャンピオンシップで、一番ポイントが高い大会です。今年から全日本予選一発勝負だけでなくポイントレースの成績も出場ポイントに加算されますので、ポイント勘定を行い、次のレースのライバルを計算している選手もおりました。みなさん、次回も頑張ってください。


レポート/浅原慈樹(470協会水域担当)